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​音が健康に悪影響を与える

50 years of maya

音が脳に悪影響を与えると言われ、近年、静けさが人間の脳に与える良い影響について研究や静けさへの開発が進んでいます。音楽をしていると音程の中にもいろいろな高さの幅があることに気がつきます。美しい音であればよいのですが、濁った音を聞き続けるということは大変なストレスです。絶対音感をもつ音楽家は、耳がとてもよいので少しずれた音や響きが、ストレス以上の身体のダメージに思えるくらい気持ちの悪いものだと言います。睡眠中でも耳は休むことなくいろいろな音を聞き、脳を活動させています。

 

時々私たちは、日々の喧噪を離れた静かな場所でかけたい。と、考えます。それは身体が調和を求めて静けさを必要としているということなのではないでしょうか。2011年に、音の専門家であるジュリアン・トレジャー氏の公演があり、音響特性を考慮した”見えない建築術”に注目するようデザイナーに呼びかけました。人が設計する物が人をいら立たせているというのです。騒音は有害なばかりでなく死因になることもあると同氏は指摘しています。世界保健機関(WHO)は、全世界で毎年20万人近くが騒音が原因で死亡しているという統計を発表。このほか、欧州における健康統計でも、欧州の全人口の推定3%が、長期にわたり騒音にさらされた結果、心疾患を発症していることが判明している。と、報告があります。

 

一見、何もない世界とも思える静けさの空間ですが、こういった静けさを自然と求める行動するという事実こそが「静けさの効果」をストレートに物語っていると言えるのではないでしょうか。

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